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東京都市大学

如学会メールマガジン 【第330号】

2020年9月24日号

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東京都市大学(旧・武蔵工業大学)建築学科の始祖、蔵田周忠先生も所属されていた「分離派建築会」に関しての展覧会のお知らせです。

昨年10月26日、本学教授・岡山理香先生らが本学を会場として開催されたシンポジウム「分離派建築会の展開 新しい都市と社会をめざして」(如学会メールマガジン[第306号]参照)のその後の研究会の研究成果で、今回パナソニック汐留美術館で開催されます。

蔵田周忠文庫より初めて公開される資料、本学建築学科の学生が協同して制作した模型も展示されます。

岡山理香先生より、如学会のみなさまも是非ともご観覧ください、とのお誘いがありました。
奮ってご参加ください。

 

 

『分離派建築会100年展』

建築は芸術か?

 

2020年1010[]1215[]

10:00 - 18:00

パナソニック
汐留美術館

 

【関連イベント】

展覧会記念シンポジウム...(1)
「分離派建築会-新しい様式を求めて」
分離派建築会は歴史的な様式建築への盲従を厳しく批判して立ち上がったのですが、けっして「様式」まで否定したのではありませんでした。彼らが追求した近代建築の「様式」とは何だったのか、その実像を探ります。

《出演》
 香山 壽夫 氏(東京大学名誉教授、香山壽夫建築研究所所長)
 藤岡 洋保 氏(東京工業大学名誉教授)
 田路 貴浩 氏(京都大学教授)/モデレーター

1031日()午後2時~午後350分(開場午後1時30分)


展覧会記念シンポジウム...(2)
「分離派建築会と大正美術界」
第一次世界大戦を挟んで世界は激動し、ヨーロッパの美術界や建築界では前衛と呼ばれる新しい潮流がつぎつぎと登場しました。そうした動向をいち早く捉えようとしていた分離派建築会と美術界との交流を考えます。

《出演》
 大川 三雄 氏(元・日本大学理工学部教授)
 水沢 勉 氏(神奈川県立近代美術館館長)
 田所 辰之助 氏(日本大学理工学部教授)/モデレーター

118日()午後2時~午後350分(開場午後1時30分)

いずれもパナソニック東京汐留ビル5階ホールにて、定員は各50名、要予約
なお開催後、講演要旨をホームページにて公開します。

 

 

 

分離派建築会100年展 開催概要

 

■開催趣旨
分離派建築会は、東京帝国大学建築学科の卒業をひかえた石本喜久治、瀧澤真弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守によって1920年に結成され、のちに蔵田周忠、山口文象、大内秀一郎も迎えながら1928年まで、定期的な作品展と出版を展開しました。明治から大正への社会の変革期、建築界も日本独自の様式を求めていました。そして若い彼らも新しい建築を自己の内面から生み出そうと思索を深めていました。結成から100年、本展は彼らの軌跡を、瑞々しい感性に裏打ちされた建築作品や活動資料とともに紹介し、その今日的意義を検証します。

 

■展覧会名称
 分離派建築会100年展
 100 Years of BUNRIHA
 建築は芸術か?
 Can Architecture Be Art?

 

■会期・会場
 パナソニック汐留美術館
 2020年10月10日(土)-12月15日(火)
 (内覧会:10月9日)※レセプションは実施いたしません。
 京都国立近代美術館
 2021年1月6日(水)-3月7日(日)(予定)
 (開会式・特別内覧会:1月5日)

 

■主催
 パナソニック汐留美術館
 京都国立近代美術館 

 

■共催
 朝日新聞社

 

■学術協力
 分離派100年研究会

 

■後援
 一般社団法人日本建築学会、公益社団法人日本建築家協会、
 一般社団法人DOCOMOMOJapan、建築史学会

 

■協賛
 株式会社 アール・アイ・エー、株式会社 石本建築事務所、
 株式会社山田綜合設計

 

■協力
 一般財団法人デジタル文化創出機構

 

■会場構成
 木村松本建築設計事務所 

 

■展覧会構成
 プロローグ
 第1章 迷える日本の「建築様式」 
     Architectural Style in a Lost Japan 
 第2章 大正9年、「我々は起つ」 
     Rise Up!: 1920
 トピック1 平和記念東京博覧会、分離派建築会のデビュー
       Bunriha’s Debut at the Tokyo Peace Exhibition
 第3章 彫刻へ向かう「手」 
     Toward Sculpture: The Hand
 第4章 田園へ向かう「足」 
     Toward the Rustic: The Foot
 トピック2 関東大震災、新しい東京
       The Great Kanto Earthquake of 1923 and the New Tokyo
 第5章 構造と意匠のはざまで 
     Between Construction and Design
 第6章 都市から家具 社会を貫く構成 
     From Furniture to the City: Composition Pervades Society
 第7章 散開、それぞれのモダニズム建築 
     Dispersion: Various Views of Modern Architecture

 

■主な出品資料
 図面、模型、写真、家具、映像など。

 

■連絡先
 パナソニック汐留美術館
  大村理恵子(学芸員)
  omura.rieko@jp.panasonic.com
  〒105-8301東京都港区東新橋1-5-1-4F
  TEL 03-6218-0078 FAX 03-6218-0075
  Email omura.rieko@jp.panasonic.com

 

 京都国立近代美術館
  本橋仁(特定研究員)
  motohashi@ma7.momak.go.jp
  池田祐子(学芸課長)
  ikeda@ma7.momak.go.jp
  〒606-8344京都市左京区岡崎円勝寺町
  TEL 075-762-1711  FAX 075-752-0509

 

 分離派100年研究会
  代表 田路貴浩(京都大学大学院工学研究科教授)
     〒615-8540
     京都市西京区京都大学桂CクラスターC2棟

 

■分離派100年研究会メンバー(五十音順)
 天内 大樹(静岡文化芸術大学)
 池田 祐子(京都国立近代美術館)
 市川 秀和(福井工業大学)
 大村 理恵子(パナソニック汐留美術館)
 岡山 理香(東京都市大学)
 勝原 基貴(千葉大学)
 加藤 耕一(東京大学)
 河田 智成(広島工業大学)
 菊地 潤(建築家、ifaa建築と美術研究会)
 近藤 康子(京都橘大学)
 杉山 真魚(岐阜大学)
 大宮司 勝弘(建築家)
 田路 貴浩(京都大学)
 田所 辰之助(日本大学)
 角田 真弓(東京大学)
 本橋 仁(京都国立近代美術館)

 

―我々は起つ。大正から昭和、模索する若き建築家たち―
Rise Up! The Quest of Young Architects in the Taisho and Showa Era
(本展キャッチコピー)

 

 

 

■PDF版はこちら↓
 『分離派建築会100年展』開催概要

 『分離派建築会100年展』フライヤー

 

 

 

 

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本号編集及び発信担当 : 山岡嘉彌

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